医学生の教科書
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イラストレイテッド薬理学
イラストレイテッド薬理学
解説

薬理学の中堅教科書。NEW薬理学標準薬理学に比べると記述量は少ないが綺麗なイラストが充実しており、読み進めやすい構成となっている。コンパクトにまとまっているため試験勉強に向いている。薬理学の勉強は作用機序を図で見て覚えていくのが最も効率がいいので、この本は適している。
ただ、作用機序の部分で文章の記述量が少ない。ただひたすら作用副作用等の薬効を暗記していくのには使える。知的好奇心の強い人はもっと上のレベルの教科書を使った方がいいかもしれない。
リッピンコット生化学と同様に、章初めと章末にまとめの記述があるため試験対策に向いている。


Good

・洋書なので、米国共用試験にも向いている。USMLE Step1形式の設問も付いている。

・リッピンコットシリーズの売りであるイラストの分かりやすさがある。

・程よい記述量なので、初学者や試験対策に向いている。

・病態に基づいた薬物の作用機序や動態、副作用のカラー図解は読者の理解と記憶を助ける。


Bad

・日本の国家試験に準拠しているわけではないので、これで国試対策は難しい。


イラストレイテッド薬理学のデータ

著者 ページ数 出版社 出版日 価格
Richard Finkel (著), Luigi X. Cubeddue (著)
Michelle A. Clark (著), Richard A. Harvey (著)
Pamela C. Champ (著), 柳澤 輝行 (翻訳)
丸山 敬 (翻訳)
640 丸善 2009/12/25 7,980円

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