医学生の教科書
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プロメテウス解剖学アトラス
解説

解剖学アトラスの中で最も詳しいのがプロメテウス解剖学アトラスである。ハイレベルなCG技術を駆使して、あらゆる角度から見やすい人体図を作成している。ネッター解剖学アトラスでは脳神経の分野が手薄になっているが、プロメテウスでは非常に詳しく書かれている。その詳しさは図だけにとどまらず、説明文にも反映されている。アトラスだとネッターのように説明文を省いて簡素になりがちであるが、プロメテウスでは頭蓋の穴を通る神経や筋の神経支配をうまくまとめてくれている。
また、図が綺麗であり、ネッターよりも見やすい。上肢などは、筋を一枚はがした図が連続で並べられており、立体構造を把握しやすい。鎖骨下動脈の分岐などの変異例も豊富であり、実習中に携帯するのに適している。
内容的には文句はないが、実際に買おうとすると値段がかなり高いところがネックである。余裕があれば全巻揃えてもいいが、なかなか難しいかもしれない。


Good

・この本の特徴は、なんといっても図の美しさにある。原著は、2005年のドイツで出版された最も美しい本5冊の内に選ばれた。

・機能的な解説もしっかりとしており、医師を志す学生だけでなく、臨床医、さらにはコメディカルの学生、専門家にとってもかなりお勧めの1冊。

・同じ体幹の図でも、神経、動脈、静脈がそれぞれ独立した図が掲載されている。


Bad

・強いてあげれば、一冊にまとまっていないことと、値段が高いこと。


プロメテウス解剖学アトラスのデータ

  著者 ページ数 出版社 出版日 価格
総論 坂井 建雄 (監訳), 松村 讓兒 (監訳) 560 医学書院 2007/03 12,600円
頭部・神経 坂井 建雄 (監訳), 河田 光博 (監訳) 432 2009/02 11,550円
頚部・胸部・腹部 坂井 建雄 (監訳), 大谷 修 (監訳) 372 2008/08 11,550円


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