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ムーア臨床解剖学
ムーア臨床解剖学
解説

臨床と解剖を合わせた解剖学の解説書。解剖学講義イラスト解剖学では図はかなり抽象的に書かれているが、ムーアではネッターほどではないにせよかなりリアルに描かれている。神経の分野が載っていないので、そこだけはイラ解などで補う必要がある。ムーアを用いるなら、神経解剖以外の分野はこれ一冊で十分なほどの内容である。


Good

・解剖学としては系統解剖学よりも局所解剖学を志向し、上肢・胸部・腹部・下腹部及び会陰・下肢・頭頸部と部位ごとに記述が分かれている。

・筋骨系・神経走行・脈管系走行が部位ごとにまとまって記載されており、医学臨床一般・外科学・救急医学等にも対応出来る。

・MRI・CT画像も多く、「MRI解剖学」等の著書を読まなくてもある程度は対応出来そう。


Bad

・英語と日本語だけでラテン語が記載されていないのが難点。


ムーア臨床解剖学データ

著者 ページ数 出版社 発売日 価格
キース・L. ムーア (著), アン・M.R. アガー (著), Keith L. Moore (原著), Anne M.R. Agur (原著) 652 メディカルサイエンスインターナショナル 2004/04 10,500円

[医学生の教科書]