医学生の教科書
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標準薬理学
標準薬理学
解説

標準薬理学はNEW薬理学と同じ位置づけの教科書であり、幅広い知識を提供してくれる。NEW薬理学との差別化は総論部分の分かりやすさにある。薬理学を学ぶ上では、それまでに学んだ生化学や生理学の知識を薬理学と関連付けてやる必要がある。この際に分かりづらい総論部分の解説の教科書を使うと挫折してしまう可能性がある。しかし、標準薬理学はこの部分の解説を丁寧にしてくれているため、難なく薬理の学習に入っていける。また、NE薬理学に比べて臨床寄りの情報が多く掲載されているため、実際の現場をイメージしやすい。ただ、作用機序の記述はNEW薬理学に劣るため、丸暗記に頼りがちな部分も出てくる。


Good

・総論部分が分かりやすいため導入しやすい。


Bad

・薬理学の教科書は日本のものを使った方がいい。米国のものだと日本で使われている薬剤が載ってない場合もある。


標準薬理学のデータ

著者 ページ数 出版社 出版日 価格
今井正 (編集)、宮本英七 (編集) 516 医学書院 2004/01 6,825円

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